地方に住みながらWebマーケターとしての道を追求したい方々に、事業会社のWebマーケターという選択肢があることを伝えたいと思い、今回この記事を書いています。僕自身が見てきた現場の経験と視点から、地方で事業会社のWebマーケターとしてスキルアップを目指す皆さんにとってプラスになる情報をお伝えします。
- 2020年2月:Web制作を学習
- 2021年7月:Web集客サポートを開始
- 2023年1月:工場勤務から事業会社Webマーケターへ転職
- メディア『現場ラボ』ディレクター
地方の事業会社のWebマーケティング職とは
事業会社のWebマーケティング職とはどのようなものなのかについて説明していきます。
Webマーケティング職の現状と課題
前提として、地方ではWebマーケティングのスキルを持つ人材が不足しています。スキルを持っている人は自分で事業を始めることが可能なので、なかなか事業会社には人材が集まらないのではないでしょうか。あとは、そもそも地方においてはWebマーケターという仕事の認知も低いです。
そのため、事業会社のWebマーケターとして貢献しようという人はかなり少ない印象ですが、その分ポストは空いています。
就職する際の見極めポイント
事業会社のWebマーケター(Web担当者)のポジションが空いている事業会社があるからと言って、すぐに飛びつくのは早計かもしれません。大切なのは、自分が活躍できる場が確保されているか、そして自分が参加した場合、会社が積極的に新しいWeb施策を展開していく意欲があるかどうかです。
まずは自身が活躍できる環境が整っているかを見極めることが重要です。それには、会社がどのような戦略を持ち、どの程度WEB施策を積極的に取り組む意欲があるのかを理解することが求められます。さらに、その事業会社の業態が本質的にWEB施策を必要としているかどうかを見極めることも重要な視点となります。
必要なスキル
事業会社のWebマーケターは、様々な業務に対応できる幅広いスキルが求められます。
WEBマーケティング(戦略策定、SEO、WEB広告、アクセス解析など)、サイト制作(WordPress、WEBデザイン、コーディングなど)、そしてWEBライティングが必要です。僕の経験から言うと、1つのスキルに特化するよりも、様々な業務に対応できる幅広いスキルを持つ方が有利です。というよりは、問答無用でいろいろやらなければならないです。
入社に必要なスキル感は会社によってそれぞれですが、すべてにおいてハイスキルが求めるということはないと思います。もちろん、特化したスキルが1つ2つあると強力な武器になります。
ちなみに、僕の場合は実際の業務では全てを自分ひとりでこなす必要があるため、ブログのアイキャッチ画像やYouTubeのサムネイル、SNS投稿ができる程度のデザインスキルが必要になりました。コーディングは必要最低限の修正だけやる感じです。
事業会社にWebマーケターとして転職するための活動
ここからは僕が実際に行った活動をお伝えしていきます。
Web施策の必要性と会社の発信に注目
ここでは、Webマーケターとして成長できる環境があるかどうかを見極めます。
- 業界の特性を踏まえて会社の業態が本当にWeb施策を必要としているか
- 会社の上層部の考え方はどうか
- これまでどんな媒体で発信をどの程度してきているか
地方ではWebマーケティング職を募集していても、土台となる環境がほとんど会社も多いことでしょう。とはいえ、自分がそこに参加して奮闘するに適した土壌があるかどうかを見極めることが大切になります。
ちなみに、きちんとした教育を受けられるかどうかも重要ではありますが、あまり望めないことを覚悟しておいた方が無難です。
過去の成果をポートフォリオとして提示
僕は転職のために過去に伸ばしたプロジェクトをポートフォリオとして提示し、その内容について語ることで、自分の能力を証明しました。もちろん、これはクライアントの許可を得て行うものです。
そのやり取りの中で、実際にどのような施策を行い、どれくらいの成約があったかという内容に答えています。これに対する反応が良かった点から、成果物を見える形で提示するが良いと考えます。あとは、熱意を持って継続できる人間かどうかも見られていたのではないでしょうか。
まとめ
本記事では地方の事業会社でWebマーケターになるために知っておくべきポイントをご紹介しました。僕が実際に転職活動を行う際に気をつけたこと、その後入社して実感したことを踏まえてお伝えさせてもらいました。
地方における事業会社のWebマーケターは必ずしも恵まれた環境ではないかもしれませんが、キャリアの一歩として挑戦する選択肢も存在するはずです。引き続き発信していきますので、よろしくお願いします。