こんにちは、なおやです。岡山で事業会社のWebマーケターとして活動しています。
この記事では、私のような駆け出しのWebマーケターがどのように業界で足場を築いているのか、またWebマーケティングの分野でキャリアを積みたい方々に向けて、僕の経験と学びを共有します。ひとりでWebマーケティング部門を担い、さまざまな施策を展開してきたこの1年を振り返りながら、これからの目標についても考察してみたいと思います。
- 2019年5月:せどり開始
- 2020年2月:Web制作を学習
- 2021年7月:Web集客サポートを開始
- 2023年1月:工場勤務から事業会社Webマーケターへ転職
現在、事業会社と副業で1社のWeb集客を担当中。
工場からの転職、そして新たな1年
工場勤務からWebマーケティングの分野への転職してから早いもので1年が経ちました。この1年は、僕にとって大きな転機でした。以前は副業としてWebマーケティングに携わっていましたが、今では「本業も副業もWebマーケティング」という理想的な状態を実現することができました。
以前は、日中は工場での勤務に時間を割き、夜や休日を使って副業としてWebマーケティングを行っていました。しかし、現在では全ての労働時間をWebマーケティングに注げるようになり、学びと実践のサイクルをより迅速に回せるようになりました。インプットとアウトプットの両方に全力を注げることで、スキルの成長を加速させることが可能になったと感じています。やはり、やりたいことは本業にしてしっかり時間を使うことはとても大切だと確信しています。
しかしながら、事業会社での業務に集中するあまり、自分自身の発信を後回しにした年でもありました。クライアントや事業会社のニーズに応じたコンテンツ制作に追われる日々の中で、自分自身の考えに目をむける時間が減少してしまいました。
とはいえ、この経験から個人の発信の重要性についても再認識しました。これからは、事業会社での業務だけでなく、個人としての発信も大切にしながら、より広い視野を持って成長していきたいと考えています。その方が多面的に成長できると考えています。
マルチタスクの日々からの脱却を目指す
事業会社でWebマーケターとして働き、多岐にわたる業務に日々取り組んでいます。
具体的には、Webサイトの新規開発、既存サイトのリニューアル、ブログコンテンツの更新、InstagramやYouTubeといったソーシャルメディアの運営など、幅広い仕事を手掛けています。これらの仕事では、ユーザーに魅力を感じてもらえるデザインと有益なコンテンツ提供に注力しています。さらに、Salesforceの運用とデータ管理といったシステム管理も担当しています。
上記で説明した内容は、Web施策を実施する戦術フェーズになります。しかし、より上流工程に位置する戦略立案の分野に関しては、スキル不足を感じています。よって、2024年には戦略設計にフォーカスし、次いで、価値を伝える作業の核となるWebライティング能力を向上させる計画です。
ここまでの内容はひとりの作業分担の範囲です。つまり、マルチタスクが過ぎるということなんです。今はまずは僕自身が担当してみるという具合でもいいかもしれませんが、このままでは戦略性も何もない状態が続くことになります。
よって、2024年は選択と集中を進めます。具体的には、動画編集などのコンテンツをどう表現するかという枝葉の作業は、外部のリソースや新しいチームメンバーに依頼することで、より重要なスキルの強化に集中し、効率的な業務遂行を目指していきます。もしくは、やらない施策を選定することも大事かもしれません。
データドリブンマーケティングへの憧れ
今年は、データを活用したマーケティングへの関心が特に高まった年でした。この関心が高まったきっかけは、市場リサーチの課題を通じて、学生時代に学んだ統計学の重要性を再認識したことにあります。
データドリブンマーケティングは、直感や抽象的な概念に頼るのではなく、明確なデータに基づいて意思決定を行うことに重点を置きます。このアプローチにより、より根拠を持ってマーケティング施策を進め、その効果を最大限に引き出すことができます。
実際に、僕はこの分野でのスキルを磨くため、論理的思考力を高めるための書籍を読んだり、統計学の基本から学び始めました。データの収集、解釈、分析の方法について理解を深めることで、より効果的なマーケティング戦略の立案と実行が可能にしていきたいと考えます。
コミュニケーションの大切さ
Webマーケターとしての役割では、事業部を横断するコミュニケーションが非常に重要です。このスキルは、日々の業務でチームワークの重要性が際立つ中、特に必要とされます。異なる部署との連携なしに成果を出すことは困難であり、この連携はプロジェクトの成功に直結します。
特に、営業部門との連携は極めて重要です。営業チームはお客様のニーズや課題を直接把握しており、彼らからの情報はマーケティング戦略を形成する上で不可欠です。そのため、営業部門と密接に協力し、彼らの知見をマーケティング活動に取り入れることが重要です。これにより、より顧客視点のマーケティング戦略を策定し、効果的な施策を実行できます。
社内コミュニケーションを強化するために、社内イベントや飲み会に積極的に参加することも意識した1年でした。他部署の中核となる人材との信頼関係構築は特に重要です。交流を通じて、日常の業務では見えにくい部署間の壁を取り除き、よりオープンで協力的な関係を築くことができます。さらに、これらの場での対話を通じて、新たなアイデアや異なる視点を得ることが可能となり、これが全体の業務の効率化につながります。
この1年で学んだのは、単に他部署との連携が重要性と、その連携をどのように形成し、維持するを考えることも事業会社のWebマーケターとしての立派な仕事であるということでした。
2023年総括
副業でWeb制作を始めてから3年が経ち、現在は事業会社でWebマーケターとして働いて1年が経過しました。
2023年は業務内容に慣れ、社内の信頼獲得を最優先に動いていました。それゆえ、外部との交流にあまり重点を置いてこなかったわけですが、今後は地方の優秀なマーケターたちと積極的に関わり、自分自身の成長の方向性を探っていきたいと考えています。また、社内での学びには限界があると感じているため、社外での学びや経験を通じて、自分のスキルセットを拡充し、新たな視点を得ることの重要性を認識しています。
2023年は多くの成長と挑戦に満ちた1年でした。2024年は、これらの経験を踏まえ、さらに1歩踏み出し、新しい可能性を探求する年にしたいと思います。読んでくださった皆さん、今後とも応援よろしくお願いします。