ブログを始めたいんだけど、どうやって記事を書けばいいの?
初心者でもわかる記事作成の手順や注意点を知りたい!
本記事では、このように考えているブログ初心者さんの悩みを解決する内容になります。
- ブログ記事の書き方手順
- 記事執筆時の注意点
ブログ記事を書こうとしても、何から手をつければいいのかわからないですよね。ブログを始めたばかりの僕もそうでした。簡単な内容でも記事を書き上げるのに8時間以上かかってしまうし、内容はショボいしで散々だった記憶があります。
とは言え、ブログを書き続ければ徐々に上達していきます。
ブログ初心者が記事を書けないのには理由があります。それは、書き方の基礎的な知識がないからです。
今回は、初心者の人にもこれだけは意識してもらえれば記事が書ける「ブログの書き方手順や注意点」を解説していきます。
ブログ記事の書き方6つの手順
まずはブログ記事の作成手順について説明していきます。手順は以下の通りです。
- キーワード選定をする
- 想定読者を決める
- 読者のニーズを考える(検索意図を調査)
- 競合をリサーチする
- もくじを考える
- 記事を執筆する
1つずつ解説していきましょう。
【手順1】キーワード選定をする
まずは、キーワードを選定していきます。
キーワード選定とは、ユーザーが検索しているキーワードを選ぶ作業のことです。ユーザーはGoogleに悩みを解決するために検索をかけます。つまり、キーワードとは「ユーザーの悩み」です。どんな悩みに対して記事を書いていくかを選ぶ作業になります。
キーワード選定を失敗すれば、まったく検索されない記事を書いてしまう→読まれない記事になるということにも繋がるので、最重要な工程と言えます。
キーワードを選定する手順は以下の通りです。
- サジェストキーワードの調査
- 検索ボリュームの確認
- 競合のリサーチ
サジェストキーワードの調査
書きたいブログテーマのサジェストキーワードを調べます。
サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入れたときに表示される「候補キーワード」のことです。
例えば『ブログ 書き方』を検索窓に入力すると、下記のようなサジェストキーワードが出てきます。
これらのサジェストキーワードから「ユーザーの知りたいこと」が分かります。この場合、ユーザーの知りたいことは以下の通りです。
- ブログの書き方の手順を知りたい
- ブログの書き方のテンプレートが知りたい
- 初心者向けのブログの書き方を知りたい
ブログはユーザーの知りたいことに対して適切な解決策を示した記事を書くことでGoogleに評価され、上位表示を獲得することを目指します。つまり、読者の悩みを解決する記事を書くことが基本になるので、このサジェストキーワードの調査は大切な作業となります。
サジェストキーワードの調査方法は、『ラッコキーワード(無料版)』でブログテーマに関連するキーワードを検索すればOKです。
『ブログ 書き方』と入力すると、上記のようなサジェストキーワードが抽出されました。
検索ボリュームの確認
次に、抽出したサジェストキーワードの検索ボリュームを調査します。
検索ボリュームが大きいほどキーワードは頻繁に検索され、記事には検索エンジンから多くの人が流入することが見込まれます。
検索ボリュームの調査には、『キーワードプランナー』を使用します。
キーワードプランナーは登録さえすれば、基本無料で使用可能です。ただし、具体的な検索ボリュームを知るためには、実際に広告出稿している必要があります。広告を出していない場合、1万~10万といったように曖昧なデータが表示されます。月間200円ほどの少額の広告費を支払えば詳しい検索ボリューム数を調べることが可能です。
Google広告を開き、『ツールと設定』→『キーワードプランナー』の順でクリックします。
『検索ボリュームと予測データを確認する』をクリックします。
ラッコキーワードで抽出したサジェストキーワードを入力し、『開始する』をクリックします。
上記のように検索ボリュームが表示されます。
検索ボリュームが大きいキーワードは、同じキーワードで検索結果の上位を狙っているサイトが多数あります。初めのうちは、ボリュームが少なすぎず多すぎすのものを狙いましょう。
まずは、検索ボリュームが100以上あって、ブログの方針に合うキーワードを選ぶのがおすすめです
競合のリサーチ
ブログの方針に合うキーワードを選定したら、競合のリサーチをしましょう。
ここでは、上位記事のサイトが企業ブログや公式サイトで独占されていないかを確認しましょう。企業のサイトや公式サイトはドメインパワー(ブログのレベルを表す指標)が高く、個人ブログでは勝ち目が薄いです。
まずは、勝てそうなキーワードを選定することが大切です。
【手順2】想定読者を決める
想定読者を決めます。想定読者とは、ブログ記事を読んでもらうターゲットのことです。
例えば、本記事の想定読者は以下の通りです。
ブログの書き方の手順や注意点を知りたいブログ初心者(工場勤務←ブログのコンセプトより)
上記の内容は過去の自分です。つまり、この記事は過去の自分を助けるための内容になります。想定読者を考えるのが難しいのであれば、過去の自分に向けて書くと執筆しやすいのでおすすめです。
ちなみに、より深く詳細に想定読者像を設定することをペルソナ設定と言ったりします。ブログのペルソナを設定する方法は下記記事が神です。
【手順3】読者のニーズを考える(検索意図を調査)
想定読者が決まったら、読者のニーズを分析しましょう。
読者のニーズは検索意図とも呼ばれ、顕在ニーズと潜在ニーズの2種類があります。
- 顕在ニーズ:ユーザーが認識しているニーズ
- 潜在ニーズ:ユーザー自身も気づいていないニーズ
本記事での読者のニーズは以下のように分析します。
- 顕在ニーズ:ブログの書き方を知りたい
- 潜在ニーズ:稼げるブログを書くためのコツ(注意点)を知りたい
顕在ニーズはブログのキーワードそのままですが、潜在ニーズは読者のニーズを深掘る必要があります。具体的には、顕在ニーズを満たしたユーザーが『次に知りたいこと』になります。
この潜在ニーズまで満たすことができれば、読者を満足させることのできる記事になり、Googleに評価されることに繋がります。
【手順4】競合をリサーチする
競合をリサーチします。
具体的には、これから書こうとしている記事のキーワードで検索して、上位に出てくる10記事を調査します。
- 見出し(もくじ)構成
- 満たしているニーズ
- 満たせていないニーズ
上位に表示されている10記事は、Googleが問題を解決するために相応しいと評価したものになります。構成内容や満たしているニーズを調査しつつ、どのような記事を書けば読者を満足させられる記事が書けるのかを考えていきます。
【手順5】もくじを考える
ここからは記事のもくじを考えていきます。
読者が求めるものやターゲットを分析し、構成を作ってからもくじを考えましょう
ここでは本記事を例に挙げて考えていきます。
- キーワード:ブログ 記事 書き方 初心者
- 想定読者:これからブログを始めたい人もしくは初心者
- 読者ニーズ(検索意図):ブログ記事の書き方を知りたい、ブログを書くための注意点を知りたい
キーワード、想定読者、読者ニーズを上記のように設定しました。
そこから、主に書いていく内容を大見出し(h2タグ)、大見出しの内容を詳細に説明する内容を小見出し(h3タグ)として設定していきます。本に例えるとh2タグは章の部分、h3・h4タグは、節・項の部分に当たります。見出しを見ただけで記事の内容が大まかにわかるような作りにしていくと良いでしょう。
大見出し(h2タグ)は、必ず狙ったキーワードを入れることを意識しましょう。
そして、ブログの内容を構成する見出し(h2やh3など)が出揃ったら、タイトルを決めていきましょう。
タイトル(h1タグ)を決める時のコツは以下の通りです。
・30字前後におさめる
・キーワードを含める
・記事内容を要約する
・数字を使用して興味付する
以上で、見出しとタイトルを含めたもくじが完成となります。
【手順6】記事を執筆する
いよいよ記事を執筆していきましょう。
記事の構成は以下の通りです。
- リード文
- 本文
- まとめ
リード文を書く
まずはリード文を書いていきましょう。
リード文は読者に本文を読んでもらうための「興味付け」の部分です。記事の魅力を読者に伝える重要な役割を果たします。
リード文で大切なことは以下の通りです。
- 共感を得る
- 結論を書く
- 読むメリットを書く
- できるだけ簡潔に書く
まず、冒頭部の『こんな悩みありませんか?』という部分で読者ニーズを捉えた共感を得て、この記事は自分のための記事だと思ってもらいます。
その後には、記事の結論を書きます。この記事には自分の求めている答えがあると思ってもらいます。
いきなり結論を持ってきて大丈夫なのかと思うかもしれませんが、結論に至った理由を知るために本文を読み進めるのがWeb記事の特徴です。逆に、小説のように最後にしか結論がない場合、読者はしびれを切らして離脱してしまうことでしょう。
そして、記事を読むメリットを盛り込みましょう。記事を読むことで読者がどのように変わるのかという未来像を見せることが必要になります。
冒頭だけでこれだけの内容を入れる必要があります。とは言え、この部分は本文まで読者を導くことが役割なので、できるだけシンプルな表現で簡潔に書くことを心がけましょう。リード文の目安は500文字程度が理想です。
本文を書く
続いて、記事の本文を書いていきましょう。
記事を書くときは『PREP法』を意識すると、読みやすい記事を執筆できます。
PREP法とは、
- Point :結論
- Reason :理由
- Example:具体例
- Point :結論
の頭文字をとった、わかりやすく説得力のある文章を書くための手法になります。
例を挙げてみましょう。
- 結論:本業が忙しい人におすすめの副業はブログです。
- 理由:なぜなら、ブログであれば納期がないので自分の好きな時間に作業できるからです。。
- 具体例:たとえば、Web制作は納期があるため、本業の忙しさによって作業できる時間が左右されてしまうため、安定的に仕事を受注することが難しいです。一方で、ブログであれば納期がないため本業が忙しくて作業時間が取れない時でも他人に迷惑をかけることがありません。自分のペースで積み上げることが可能です。
- 結論:結果、本業が忙しいけれど副業を始めたい人におすすめなのはブログです。
これはライティングを効率的に進めることのできるフレームワークです。ブログ初心者は、PREP法を用いて文章を書いてみることをおすすめします。
まとめを書く
最後に、まとめを書きましょう。
まとめ文に必要な要素は、以下の通りです。
- 重要な主張や結論を念押しする
- 要点を箇条書きにする
- 次のアクションを促す
まとめを書くメリットとは、ブログ記事の結論が明確になり、筆者が最も伝えたいことや記事を通じて何をしてほしいのかが分かりやすくなるという点です。ここで、読者の次の行動となるアクションを促し、収益記事のリンクを貼っておくなどの手法を取ることでCVR(成約率)を高めることができるでしょう。
また、流し読みをする人にとっては要点をおさらいすることができるというメリットに繋がります。
ブログ記事執筆時の注意点
記事を執筆する上での注意点は以下の通りです。
- ブログは読者の悩みを解決するものであると意識しよう
- 読者はリアルに想像しよう
ブログは読者の悩みを解決するものであると意識しよう
ブログ初心者にありがちな行動ですが、ブログは『書きたいことを書かない』が鉄則です。
正しい手順でいけば、記事執筆の流れは上記のようになります。
なぜなら、キーワードで検索する人の悩みを解決する記事を用意することで読者に訪問してもらい、満足してもらうことをGoogleが評価するからです。
つまり、あくまでもブログ記事は読者の悩みを解決するものでなくてはならないということです。
不用意な自分語りや検索意図とは関係ないけれど自分が伝えたいことを優先するのはやめましょう。
読者はリアルに想像しよう
想定読者(ペルソナ)はリアルに想像しましょう。
読者をリアルに想像できると、相手が何を求めているのか理解できるのでより刺さる訴求を織り込んだ記事が書けるからです。
例えば、この『なおやブログ』は3年前に行動を始めたばかりの自分を助ける記事を書いています。つまり、想定読者は過去の自分です。このように設定するメリットは、悩みをより明確にイメージできることです。自分のことなので当たり前ですね。
初心者の人は、なるべく多くの人の悩みに届くような記事を書こうとしがちです。しかし、それでは返ってひとりにも届かない薄い記事になってしまいます。
ひとりにしっかり刺さる記事が書けると、同じような悩みを持つ人にも刺さる記事が書けます。読者をしっかりイメージして悩みを解決する記事を書いていきましょう。
まとめ:読者ニーズに沿った読まれるブログ記事を書こう
ブログ記事の書き方の手順と執筆時の注意点を紹介しました。
ブログの本質は『読者ニーズ(検索意図)に沿った記事を書くこと』です。ここを理解することが最重要ポイントとなります。
いきなり記事を書こうとしても何から始めていいか迷いますし、思ったような記事の仕上がりにはなりません。しかし、本記事でご紹介した手順に沿って構成をつくることで、読者から読まれる文章を書けるようになります。
むやみに記事を書くのではなく、正しい記事の書き方に慣れながら文章を書くことで、質の高い記事を書くことができるようになります。つまり、それは読者満足に繋がる記事であり、Google評価される記事でもあるということです。
ブログで収益化を目指される人は、ぜひ本記事を読んだら実際にアウトプットされることをおすすめします。