Web制作を始めてから、気づけばもう5年。
HTMLのタグの意味もわからなかったあの頃から、WordPress、PHP、Salesforce、Lステップ、ブログ構築まで、手探りでさまざまなことに挑戦してきました。
途中からメインは、Web制作からWebマーケティングへと形を変えました。「作る」ことを通じて、「どうすれば人が動くか」「どうすれば成果につながるか」を考えるようになったのです。
その過程で得たのは、単なるスキルではありません。
僕の中に残ったのは、構造を捉える力と仕組みを理解するセンス。
ものを“作る”から、“仕組みを設計して成果を生む”へ。
今振り返ると、あの頃の小さな積み重ねが、今の仕事と確かにつながっていたのだと感じます。
マークアップ言語から始まった「構造を理解する旅」
最初に学んだのはHTMLとCSS。
いわば“Webの骨格”をつくる言語です。
タグ一つでページの構造が変わる。見え方が整う。
あの感覚が、僕の中で「構造的に物事を捉える楽しさ」の原点でした。
その後、PHPやWordPressに挑戦。
仕組みの裏側を理解するたびに、「表に見える結果の裏には、必ずロジックと流れがある」と気づいていきました。
コードの世界で積み上げたこの感覚は、のちのWebマーケティングにも通じています。
Salesforce・Lステップ・ブログ構築で学んだ“仕組み化”の思考
Web制作のスキルを広げていくうちに、次は仕組みを動かす領域に興味が出てきました。
Salesforceの導入・管理、Lステップのシナリオ構築、そしてブログの立ち上げ。
どれもツールは違うけれど、根底にあるのは「目的と手段を正しく結ぶ設計力」です。
どんなシステムも、最初は複雑に見えます。
でも構造さえ掴めれば、あとはどの要素をどう繋ぐかを考えるだけ。
この「捉えどころを見つける力」が、今の僕の大きな武器になっています。
「おそらくこうだろうな」と見えるようになる
以前は、何か新しいことを始めるたびに不安でいっぱいでした。
でも今は、構造の全体像をイメージするのが早くなったと感じます。
- 新しいツールでも、仕組みの根っこがすぐ見える
- 目的から逆算して、どこを押さえれば成果が出るかがわかる
- 「おそらくこうだろうな」という仮説が立てやすい
これは、いろいろな領域に手を出してきたからこそ身についた“感覚的ロジック”です。
試行錯誤の積み重ねが、ようやく線でつながってきた感覚があります。
事業会社にいる今、スキルを超えた「仲介力」が求められている
今の会社では、自分の担当領域だけでなく、他部署と連携して動くことも増えました。
Webマーケティングだけでなく、営業、広報、採用、経営層。
さまざまな人が関わる中で感じるのは、“つなぐ力”の大切さです。
僕は構造を考えるのが得意なので、
「目的 → 理念 → ストーリー → 手段」
この流れを整理して、関係者が同じ方向を向けるようにサポートしています。
つまり、仲介者としての役割を担えるようになってきたんです。
これも、制作・設計・運用・発信と一通り経験してきたからこそできることだと思います。
「Webマーケティング」を軸に、これからは“人を支える企画”へ
これからもWebマーケティングを軸に活動していきます。
ただ、単に数字を追うマーケターではなく、人や想いを支えるマーケターでありたいと思っています。
最近では企画や戦略立案にも関わる機会が増え、誰かのビジョンを形にする仕事に深いやりがいを感じています。目立つタイプではないけれど、裏側で仕組みを整え、人が動けるように支える。そんな役割が、自分には合っている気がしています。
まだまだ成長の途中。でも“確かな手応え”がある
この5年間、回り道もたくさんしました。
だけど、全部が今の仕事につながっています。
- コードを書いた日々 → 構造を理解する基礎
- 副業での試行錯誤 → 成果を出すための思考
- 事業会社での経験 → 人と仕組みをつなぐ力
どれも今の自分を形づくる大切なピースです。
僕はまだまだ成長の途中です。
でもようやく、自分の得意な角度から人や事業を支える形が見えてきました。
これからは、「人をサポートできる企画」を生み出せるように成長していきたいと思っています。
おわりに
スキルは手段にすぎない。
本当に大切なのは、それを使って誰の、どんな想いを叶えるか。
Web制作から始まった僕の学びの旅は、「構造を理解し、仕組みをつくり、人を支える」という方向へ進んでいます。
これからもこのブログで、学び・気づき・挑戦を言葉にしていきます。
同じように「自分の力で人生を動かしたい」と願う人の小さな灯になれたら嬉しいです。

