「もう遅い」と思っている人へ|30代からキャリアを変えた僕の挑戦と後悔しない生き方

「もう遅い」と思っている人へ|30代からキャリアを変えた僕の挑戦と後悔しない生き方

「本当は変わりたい。でも、動けない。」

そう思って立ち止まっている人に、僕は伝えたい。
後悔しながら生きることが、一番の失敗だった。
だからこそ、自分の人生を自分で動かす力を、少しずつでもいいから育てていってほしいと。

この記事では、30代から挑戦を始めてキャリアを変えた僕のリアルな体験をもとに、行動に迷っている人の背中をそっと押すメッセージを届けます。

目次

33歳、「本気で変わりたい」と思えた日

20代のころは、それなりに努力してきたつもりでした。
大学にも進学し、就職もして、安定した生活を送っていました。

でも、どこかで「このままでいいのか?」という違和感がずっと残っていたんです。

そんな自分を変えたくて、33歳のときにWeb制作の勉強を始めました。
最初は不安しかなかった。
「今さら?」
「こんな歳で始めても意味あるのか?」

でも、とにかく1日30分でもパソコンに向かおうと決めました。
小さな努力を毎日積み重ねることで、少しずつ自信がついてきました。

最初はWeb制作からスタート。HTMLのタグもわからなかった

本当に基礎の基礎からのスタートでした。
「HTMLって何?」「タグってどう書くの?」そんな状態からの挑戦。

コードを書いてもうまく表示されず、エラーの原因もわからない。何時間もググって、試行錯誤して、ようやく少しだけ理解できる…そんな毎日でした。でも、できなかったことが「できる」に変わる感覚が、だんだんと楽しくなってきたんです。1つ1つ、エラーを解決するたびに小さな達成感があって、それが学びへのモチベーションになっていきました。

初めて「お金が発生した」あの日のことは、今でも忘れない

学び始めてから約1年後。
副業として受けた最初の案件で、ようやく納品までたどり着きました。

報酬に換算すると時給200円程度
正直、割に合っていたとは言えません。
でも、僕にとっては人生を変えるほどの経験だったんです。

自分が学んできたことが、誰かの役に立ち、報酬という形で返ってくる。
それは、ただの金額以上に「自分の努力が報われた」という確かな手応えでした。

「自分にもできた」
その事実が、次の挑戦への大きな自信になったのです。

クライアントワークが「人生を変える仕事」になっていった

そこから少しずつ、依頼を受ける機会が増えていきました。

  • 友人から紹介された小さなお店のホームページ
  • SNS運用とセットでの集客支援
  • 知り合いの企業のランディングページ制作

最初は数千円の案件でも、「どうしたらもっと成果が出るか?」を真剣に考えながら取り組みました。その姿勢が信頼につながり、次第に「お願いできますか?」と声をかけてもらえるようになっていったんです。自分の力が少しずつ「価値」として認められるようになり、「この道で生きていけるかもしれない」という希望が、現実味を帯びてきました。

努力が「人生を動かす力」になることを知った

Web制作からWebマーケティングへと学びを広げ、気づけば副業で収入を得られるように。
そこから得た経験をもとに、37歳で希望していた業界への転職を実現できました。

その瞬間、はっきりと感じたのは、
「人生は、自分の意志と努力で動かせる」という感覚。

面接では、副業の成果物を見せ、自分の学びをしっかり伝えました。それを前向きに受け取ってくれた会社の姿勢が、自分の努力を肯定してくれたようで、本当にうれしかった。

何より、ずっと応援してくれていた妻の存在が支えでした。夜遅くまで勉強している僕を、信じて見守ってくれた。この挑戦は、自分ひとりの成果じゃない。「家族と一緒に掴んだ人生」だと思っています。

「もっと本気で生きていれば」と悔やんだ20代

正直、振り返って悔しいこともあります。

10代や20代の頃、「本気で何かに向き合った瞬間」は少なかったように思うんです。大学受験も、「このくらいでいいか」とどこかで限界を決めていた。社会人になってからも、安定した毎日に流されて、自己実現からは目をそらしていた。

でも、転職を2回経験し、Webの勉強を始め、少しずつ行動を変えていったことで、初めて「自分で人生を動かす実感」を得ることができました。だから今は、「なんとなく」で選ばず、目の前の仕事も、家族との時間も、自分の成長も、すべて意志を持って選びたいと思っています。

自分の価値が活かせる場所を選ぶ

転職先を選ぶ際は、「これまでの学びを活かせる場所か」を重視しました。
Webの知識を持っていることで、「この会社には自分の入る余地がある」と感じられたことが、決断の理由です。

面接では、自分が積み上げてきた成果を率直に見せました。
若い経営陣の前で、これまでの挑戦を話したとき、「やれることがある」と実感できました。

副業OKという社風も、「自分らしく挑戦できる環境」だと感じられて大きな安心につながりました。

今、僕が目指していること

今の自分の目標は、「信頼される大人」になること。
目先の数字ではなく、「この人に頼んでよかった」と思ってもらえるような仕事をしたい。

Webマーケティングの知識を活かし、仕組みをつくり、声を届け、結果を出す。
そんな仕事を通じて、クライアントや仲間の挑戦を支えられる人になりたい。

そして何より、成長を止めたくない。
“成長し続ける人生”を選び続けたい。

最後に:行動できずにいるあなたへ

もし、今のあなたが

  • 何かを始めたいけど勇気が出ない
  • もう遅いんじゃないかと不安になっている
  • 自分に何ができるのかわからない

そんな想いで足を止めているとしたら。それでも、一歩踏み出してみてほしい。

僕自身、30代半ばからの挑戦でした。
遅かったかもしれない。
でも、あの一歩がなければ、今の自分はいません。

一番の失敗は、挑戦しないことじゃなくて、「挑戦しなかったことを後悔し続けること」です。

だから、今がその一歩を踏み出すベストタイミングかもしれません。
あなたの未来は、まだまだ変えられます。

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