【かくれ繊細の挑戦】自分の気質を知ることで生きやすくなった経験を語ります【HSS型HSPとの向き合い方】

こんにちは。工場勤務をしつつ副業でブログを運営しているなおやです。

僕は最近、自分がHSS型HSP気質を持っていることに気がつきました。

本記事で学べること
  • HSPとHSS型HSPの特徴
  • HSS型HSPの失敗からの学び
  • HSPとの向き合い方

HSS型HSPを知るきっかけとなったのは、以下のツイートとの出会いでした。

全部自分のことじゃん!HSS型HSPって何!?

矛盾となる要素を併せ持つHSS型HSPの気質はまさに僕のことを表していました。

それから自分の持つ気質が何なのか自分が何者なのかを知りたくて『HSP』や『HSS型HSP』について調べ回りました。

以前の僕のように、自分の悩みの正体が分からず苦しんでいる人に『悩みの正体はこれだ!』ということを届けてあげたい気持ちからこの記事を書いています。

  • HSPって何?繊細さんって何?
  • 内向的な自分はもしかしてHSP?

このように感じた人はぜひ最後までご覧いください。

この記事を書いた人
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なおや@naoyatakagi85

  • 製造業歴14年
  • 製造部主任・ISO管理責任者・Web担当を兼務
  • 副業3年目
  • Web制作・Webライター・ブログ運営を行う
  • 副業最高月収35万
  • メディア『現場ラボ』を運営
目次

HSS型HSPについて

HSP

まず、『HSS型HSP』という言葉に初めて出会った人のために『HSP』についての解説から始めていきます。

HSPとは

まずは『HSP』について見ていきましょう。

『HSP』は Highly Sensitive Personの略称で、「とても繊細な人」という意味です。人口の約20%の割合、つまり5人に1人はHSPだといいます。

書籍などで目にする「繊細さん」とは『HSP』に親しみを込めた呼称です

ちなみに、HSPは病気ではなく人の気質を表す名称です。

HSPの特徴は主に以下の通りです。

  • 考え方が複雑で、深く考えてから行動する
  • 刺激に敏感で疲れやすい
  • 人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい

このような『繊細さ』を持った背景には生物としての『生存本能』があると考えられています。

自分がHSPかどうか気になる方は、以下のような診断テストを受けてみてください。

HSS型HSPとは

『HSS』とは、High Sensation Seekingの略称で、「刺激追求型」とされています。つまり、HSS型HSPは刺激を追求する繊細な人という意味です。

HSP気質を持つ人の約30%がHSS型HSPに該当すると言われています。HSPは人口の約20%程度と言われているため、HSS型HSPは人口の約6%になります。

HSS型HSPの特徴は以下の通りです。

  • 刺激を求めて出かけるが、外に出ると人混みや騒音が気になってぐったり疲れる
  • やってみないとわからないと思っているけど、結局考えすぎてチャレンジできない
  • やる気満々で物事に飛びつくが、すぐに飽きてしまう
  • 周囲からは明るく元気だと思われているが、実際は違う
  • 周囲からは落ち着いているように見えるが、実際はテンパっている
  • 初対面で打ち解けるのは得意だが、次第に距離ができる
  • 自虐で笑いを取ろうとするけど、いじられると傷つく
  • 大胆な行動をとるのに、小さなミスをずっと気にする
  • 好奇心旺盛だが、常に警戒している
  • 自己肯定感が低いが、自信は持っている

つまり、好奇心が旺盛なので行動するんだけれど疲れてしまうなどの矛盾する性質を持っているわけです。

HSS型HSP気質のつまづきストーリー

ここではHSS型HSPである僕のつまづきストーリーを紹介します。紹介する内容は、僕がHSS型HSPのことを認知していなかった頃の出来事になります。

人に頼るのが苦手

僕は2年間Web制作をメインに副業をしていました。Web制作とはホームページを作成することで、主にコーディングする人とデザインをする人に分かれます。僕はコーディングは自分で行い、デザインはデザイナーさんにお願いしたいと考えていて、4人程度のWebデザイナーさんとやりとりした経験があります。

ここで疲弊した理由は次の通りです。

  • 常に頼めるWebデザイナーさんを確保しておかないといけないというプレッシャー
  • 頼んだWebデザイナーさんに定期的に仕事を振ってあげたいというプレッシャー

HSS型HSPなので、ここは真剣に悩みました。気楽に人に頼める性格だったら全く問題ない部分なのかもしれませんが。

僕なりに試した対処法は次の通りです。

  • 全部一人でこなせるようにデザインも勉強する
  • Web制作の仕事を減らす
  • 一人で完結できるブログを育てる

人に頼むことを意識するだけで疲弊していたので、デザインも自分でできるように勉強しました。そして、単価の低い案件に関しては自分でデザインもするようにしていました。

しかし、一人であれもこれもこなすというのは難しいので、結局Web制作の仕事を減らすようになりました。今では、Web制作は最低限のクライアントだけにして、Webライターをしながら一人で完結できるブログを育てています。

多くの人と接点を持って頭がパニック状態に

最初は積極的に交流できてしまうのですが、持続力がないのがHSS型HSPの問題です。疲れやすいのが原因ですね。

僕は仮想通貨ブログを育てるために知見を広げたいと考え、一時期コミュニティで積極的に活動しようとしていました。仮想通貨の分野には稼ぐことを目的としたギラギラした人がたくさんいました。スキルや経験がある人もいれば、それらは全くないけれど熱量だけで周囲を巻き込んでいく人もいました。

僕も初めは貪欲にガツガツ行こうと考えていましたが、性質的に難しかったです。結果、仮想通貨界隈の人たちと積極的に交流することをやめました。たくさんの情報をもれなく取らなければいけないという考えをやめて、長期視点でコツコツやっていこうというマインドに切り替えました。

外交的なコミュニティで疲弊

Web制作をメインでやっていた時代に営業コミュニティに属したことがありました。

そこでは、以下のような状況で活動していました。

  • とにかく営業量をガンガンやっていく
  • 受注しすぎたら誰かにお願いすればいい
  • 受注できたらSNSで報告して周囲はお祭り状態

この時、僕は以下のように感じていました。

  • 1つ1つを丁寧に提案したい
  • 受注しすぎても誰かに頼めばいいというのがメンタル的に厳しい
  • 受注できたらみんなで盛り上がり、周囲へアピールするのがメンタル的に厳しい

外向的な人たちが多く集まる環境では、内向的な僕の考えとは根底が違っていました。

結果的に、途中でコミュニティを残りの期間がある中で途中辞退させていただき、受注したものをコツコツと自分でこなしていきました。これくらい行動すれば成果が出るということを肌身で実感できたことにとても感謝をするとともに、内向型の僕には不向きな環境で疲弊するということを経験しました。

その後は、1つ1つの提案を丁寧に行い、案件も溢れるほど受注するということはしていません。確かにそれでは大きな売り上げは叩き出せないかもしれませんが、お客さんに寄り添うことによっていい関係を築いていくことができました。

自分のタイプを知ることはミスマッチを防ぐために必要なことであると分かる事例ではないでしょうか。

HSS型HSPの対処法:自分自身の気質に気づき認めることで心が軽くなる

HSPとひとえに言っても気質の強さは人それぞれなので、対処法の最適解は存在しません。

とはいえ、自分の気質に向き合うことで挑戦のリスクを減らしたり、ミスマッチを防いだりすることが可能になります。言い換えれば、幸福度を上げるための近道になると言えます。

また、同じように内向的な気質を持った人たちの経験をひも解いていくことも大きなヒントになるはずです。

HSPをより広く知ってもらうための企画に挑戦

悩みに『HSP』や『HSS型HSP』 という名前がついたことで対策が取れるようになることは大きな前進です。しかし、まだ多くの人が悩みの正体に気づかずに疲弊しているのではないでしょうか。

僕もまさか自分が『HSS型HSP』だということは考えもしませんでした。『繊細さん』という言葉さえ綺麗にスルーしていたくらいです。

なので、今回は『HSP』や『HSS型HSP』という存在を多くの人に知ってもらうために企画に挑戦しようと考えています。

パートナーは同じくHSS型HSP気質をお持ちのWebデザイナーのぴょこさんです。

活動の詳細は徐々に追記していきます。

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